カニのお仕事

毎日クソ暑いですね、カニです。

カニなので、夏が本番のような気もしますが

とにかく苦手で、毎年憎悪してます。

夏に限っては、昼夜逆転した方が過ごしやすいんじゃないかと本気で思ってます。

日が暮れてからが本番！

さて、今日はカニの仕事の話をしてみたいです。もしお時間あれば、読んでください。

カニはお尻拭き屋さんです。

チャリで、高齢者のお家を回って、お尻を拭いたり、お風呂に入れてお尻を拭いたり、ベッドの上でお尻を拭いたりします。

そして一番大変なのが、お尻を拭かせてくれない人です。そういう時は、あの手この手で説得したり、逆に適当に誘導したり、押したり引いたりしてお尻を拭きます。

やはり、お尻を拭かれるのは辛い事ですね。

だって、自分のお尻は自分で拭くのが一番安心しますよね。

それを見ず知らずの他人に任せる訳ですから、辛いに決まってます。

自分もそれは分かってるのですが、お尻の清ケツは大事です。何とかして綺麗にしないと…

とは思って無いんですよ。自分は別にお尻なんか汚れててもいいと思ってるんですよね。そこまで慈悲深くないので、こっちも全力で拒まれてまで、しようとは思えない。

でもご家族はお尻の清ケツを望んでいる。

カニを雇っている会社も、担当のお医者さんも、看護師さんも、みんなが綺麗なお尻を望んでいるのです。

それならば、仕方がない。

本当に嫌なんだけど、カニの甲羅に多少亀裂が入るだろうが、お尻を拭こうではないか。暴れられても、暴言を吐かれようと、まぁ頑張ろう、と

頑張ってたら、去年の今頃、甲羅が割れました。本当に痛かったです。

具体的に言うと、熱中症になってAEONで倒れました。AEONのトイレには助けられました。ありがとうAEON。

何でカニは仕事続けてるんでしょうねー

3Kの極みみたいな仕事です。

極度の人手不足らしいですが、納得が行きます。これは普通に考えてやりたくないだろうし、人にも絶対に勧めたくないです。

長時間労働に加えて、天候に構わず長距離の移動、暴言暴行を受け流せるタフさ、保険制度の面倒な決まり事を守る事、緊急時に慌てない事など、求められる事が枕の如くデカい。

ちなみに、カニは後先考えず突っ走る事しか出来ません。帰宅欲求も抑えられないので、最初は本当に苦労しました。今もほぼ辛い事しかありません。

でもたまに、お客様からカニに指名が入ります。カニの甲羅が気に入って、との事です。

これは嬉しいですね。仕事で嬉しかったのはこのぐらいですかね。気の合う人の所で、自分勝手にやって評価されるっていうのは、一番レアで有難い事です。

何故かカニは暴れる人の対応を任される事が多いです。助けてほしいです、本当に…

誰も助けてはくれません…

今年の夏も倒れずに乗り切れるかが一番心配です。台風のシーズンになって、電車が止まれば出勤せずに済みます。

今はそれだけが希望です、助けて‼️

ではまた今度！